第96回日本生化学会大会に参加しました。

第96回日本生化学会大会@福岡に参加し、シンポジウム「生殖細胞の品質の定量に向けて」で口頭発表をしました。本シンポジウムは、学術変革領域研究(A) 生殖ライフスパン(代表:北島智也先生)の共催で開催されました。私は領域メンバーでないにも関わらず発表の機会を医いただき(ありがとうございます!)、羽田助教が進めている精子形成におけるクロマチン変化に関する知見を発表しました。領域メンバーのみなさんからは、卵の染色体動態可視化(理研BDR・北島先生)や生殖細胞分化における代謝プロファイリング(東北大学・林先生)、卵子核小体の受精における役割(阪大・大串先生)、生殖細胞分化におけるRNA代謝の役割(東大・秋光先生)、空間トランスクリプトームPIC法の紹介とアップデート(京大・木村先生)と、現象から迫る分子基盤の解明から最新技術開発まで様々なトピックが紹介され、あっという間の130分でした。北島領域は2023年4月に開始したばかりの領域ですので、これからの5年間で多くの重要な成果が生み出されることと確信しています。改めて、発表の機会をいただいてありがとうございました。大会自体も盛況で、私が足を運んだ核・転写関連のシンポジウムは席に余裕がある感じでしたが、細胞内小器官のセッションは大入りのところも多く、このあたりが分子生物学会と若干傾向が違うのかなと感じました。ポスター発表をする学生さん達のプレゼンが年々上手になっていることを実感して帰ってきました。

岡田

東京大学 定量生命科学研究所

病態発生制御研究分野

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Laboratory of Pathology and Development

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